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【2026年】他社で断られかけた建設業の個人事業主が80万円を調達できた、たった2つの理由

【2026年】他社で断られかけた建設業の個人事業主が80万円を調達できた、たった2つの理由

「他社さんには断られてしまって…」

そう切り出した相談者の声には、どこか疲れたような空気がありました。建設業を営む40代の男性で、関東エリアで内装工事を中心に請け負っている個人事業主の方です。開業から5年、元請けとは長く付き合いが続いており、毎月きちんと請求書を出して、決まった日に入金を受けてきた。仕事の信頼は積み上げてきた。それでも今、お金が動かない。

3月26日の午前中のことでした。

第1章:仕事はある。入金予定もある。それでも現場が止まりそうだった

第1章:仕事はある。入金予定もある。それでも現場が止まりそうだった

今回ご相談いただいたのは、関東エリアで内装工事を中心に請け負う40代男性の個人事業主の方です。開業から約5年、基本はご自身一人で動きながら、案件の規模によって外注職人を活用するスタイルで仕事をされていました。元請けとは継続取引があり、毎月請求書を提出して、毎月25日に入金を受けるというサイクルが安定していました。

新規現場の着工が決まり、材料仕入れ代として約45万円、外注費として約35万円、諸経費として5万円、合計85万円の支払いが必要な状況でした。元請けへの請求はすでに上がっており、入金予定日も決まっていました。ただ、その入金予定日が5月7日だったのです。

外注先への支払期限は4月30日。通常であれば毎月25日に入金されるところ、4月25日が土曜日にあたり、そのまま元請けの大型連休に入ったため、連休明けの5月7日まで入金がずれ込みました。たった1週間のギャップです。でも、その1週間が今回は越えられない壁になっていました。

自己資金だけでは一時的に不足しており、このまま手当てができなければ材料を仕入れられず、予定していた現場に入れない。せっかく取れた仕事を、お金の都合で止めなければならない状況でした。

「仕事はあるんです。入金も来るんです。ただ、今週が間に合わなくて」

その言葉は、建設業の個人事業主が陥りやすい資金繰りの詰まりを、そのまま表していました。弊社に連絡が来る前に、別の業者にも問い合わせていましたが、80万円の希望に対して提示されたのは10万円でした。10万円では材料仕入れにも外注費にも足りない。現場を動かせる金額ではなかった。一度は諦めかけていたそうです。

第2章:審査で確認できたのは「請求している事実」と「入金されている実績」

第2章:審査で確認できたのは「請求している事実」と「入金されている実績」

弊社でのヒアリングは、申込の直後から始まりました。

買取対象となる売掛金は120万円。そのうち今回必要な80万円を資金化する形での相談でした。元請けからの入金予定日は4月25日付けの請求書に基づいており、毎月25日払いという取引条件が確認できました。

ファクタリングでは、請求書があるだけでなく、その請求が実際に取引先へ提出されているかどうかも重要な確認ポイントになります。請求書を作っていても、相手先に送られていなければ、入金予定を判断しにくいためです。今回の相談者の方は、元請けへの請求書をLINEとメールで送っており、その送付画面のスクリーンショットも残っていました。

さらに、支払日が毎月25日と決まっており、その入金実績を通帳で確認できたことも大きなポイントでした。通帳では、1月26日、2月25日、3月25日に、同じ元請けから入金されている履歴を確認できました(1月は25日が日曜日のため翌営業日)。

つまり今回の案件では、次の3点がそろっていました。

  • 元請けに対して請求書を提出しているメール・LINE履歴
  • 毎月25日に入金されている通帳履歴(土日祝はあと倒し)
  • 今回も同じ元請けから入金予定がある請求書

一番の決め手になったのは、この2点がそろっていたことです。請求書があるだけではなく、実際に元請けへ提出されており、過去にも毎月入金されていることが確認できたため、請求から入金までの流れを判断しやすい状態でした。

第3章:弊社が見たのは「書類の表面」だけではなく「取引の流れ」

第3章:弊社が見たのは「書類の表面」だけではなく「取引の流れ」

資料の確認は、請求書と通帳だけではありませんでした。

材料仕入れについては、仕入れ先からの見積書と注文内容・内訳明細書を確認しました。外注費については、外注先からの請求書、過去の支払い履歴、通帳の入出金履歴を確認しています。元請けとのLINE・メールのやり取りも見せていただき、現場の内容と資金の使い道に不自然な点がないかを丁寧に確認しました。

また、今回の資金調達を利用することで、ご本人にどれくらいの利益が残るかというヒアリングも行いました。ファクタリングは手数料がかかります。それを差し引いたうえで、今回の資金を使うことが事業にとって意味があるかどうか。その点をお客様と一緒に整理することで、よいファクタリングの使い方を理解していただくことも、弊社が大切にしていることのひとつです。

今回の資金は、過去の赤字を埋めるためではなく、次の現場を進めるための材料仕入れと外注費に使うものでした。すでに元請けへの請求と入金予定が確認できており、資金が入れば現場を止めずに進められる状況だったため、事業の加速が見込める案件と判断しました。書類の表面だけではなく、取引の実態をお客様と一緒に確認しながら進めたことで、総合的な判断から契約に至った案件です。

もちろん、ファクタリングはどなたでも必ず利用できるわけではありません。売掛金の内容、入金予定の確実性、取引先との関係、提出書類の整合性などを確認したうえで判断しています。ただ、「資金が入れば次の売上につながる状況がある」「その根拠を資料で示せる」という条件がそろっている場合には、前向きに検討しやすくなります。

第4章:申込から1時間40分で、80万円が口座に届いた

第4章:申込から1時間40分で、80万円が口座に届いた

最初にご提出いただいたのは、請求書、通帳履歴、本人確認書類、元請けへ請求書を送ったメール・LINEの履歴です。追加の確認は資金使途についてのヒアリング程度で、大きな書類不足はありませんでした。

必要な資料が早い段階でそろっていたこと、最新の履歴がすぐに共有されたこと、書類の向きや順番が整理されていたこと。そうした積み重ねが、スムーズな流れにつながりました。申込から1時間40分で、80万円の資金化が完了しました。

契約方式は2社間ファクタリングで、元請けへの通知はありません。手数料率は個別審査により決定されるため一律でお伝えすることはできませんが、手数料以外の費用は原則かかりません。

「本当ですか」という言葉が返ってきたのを覚えています。

第5章:3回の利用で卒業。「また困ったときは言います」

第5章:3回の利用で卒業。「また困ったときは言います」

資金が手元に届いたあと、材料の仕入れが動き出しました。外注職人への支払いも間に合い、予定していた新規現場に入ることができました。その後2回ご利用いただいています。2回目は次の現場の仕入れ資金、3回目は入金までの一時的な資金調整として活用されました。

3回の利用を通じて売上と入金のサイクルが整い、継続利用を終えられました。通常月と比べて、売上は約1.7倍に伸びていました。

ファクタリングは手数料がかかる分、毎月使い続けると手元資金が徐々に減り、かえって苦しくなることもあります。「必要なときだけ使い、資金繰りが整ったら卒業する」という使い方が理想です。今回はその形がうまくかみ合った事例でした。

最後にいただいた言葉は「また困ったときは言います」でした。ファクタリングに依存するのではなく、必要なタイミングで使い、状況が整ったら手放す。その使い方ができた結果として、この言葉はとても印象に残っています。

まとめ:建設業の資金繰りでお困りの方へ

今回の事例は、決して特別な条件がそろっていたわけではありません。元請けとの継続取引があり、毎月請求書を出して、入金を受けてきた。ただ、そのサイクルを証明できる資料が手元にあった。それだけのことです。

建設業では、売上があるのに入金前の支払いで詰まることがあります。そのような場面でご相談いただく際は、請求書に加えて、取引先への送付履歴(メール・LINEのスクリーンショットで構いません)と、過去の入金がわかる通帳を整理しておいていただけると、審査がスムーズに進みやすくなります。

まずはお気軽にご相談ください。